小さい本の中に大きな癒し:絵本があなたの心にもたらす6つの恵み

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心が疲れてしまう日々に、私たちがしばしば見過ごしてしまう癒しの源があります。

それは絵本です。

子供向けのものと捉えられがちな絵本ですが、実は大人の心にも深い影響を与え、
多くの恵みをもたらしてくれます。

今回は、絵本が心が疲れた時にどのようにして対処できる力を持っているのか、
深掘りしてみましょう。

たかが絵本、されど絵本

 

1. ストーリーに没入することで現実逃避ができる

絵本は、読者を独自の魔法の世界へと誘いだす力があるのです。
なんだか、この小さな逃避行みたいでしょ。

日常のストレスや問題から一時的に離れることを可能にし、心の休息を提供します。

物語に没頭することで、新たな視野が開かれ、気分転換が促されます。
このような体験は、心が求める休息と再生の瞬間を生み出します。

昔は、囲炉裏を囲んで、おばあさんやおじいさんが昔話を語る。
生きる知恵が詰まっている昔話を、
子供たちは息を呑んで聞き入っていた時代が続いていました。

ラジオやテレビやゲームやスマホが生まれる前まで。

どこの国でも。

昔話や言い伝えは、人から人へと。
ゆっくりとした時間が流れている時代だったと思います。
語りや話し方も、ゆっくりと。

本が出始めて、少しつづ変わっていきましたが、
でも、大人が子共に話したり、読んだりする時間は続いてきました。

それが少しづつ変わっていったのは、なぜでしよう。
気がついていますか?

時間の速さ?
効率化、便利さ、機械化、電化、利便化・・・

気がついていますか?
話し方や口調がドンドンスピード化してきているのを。
話し方も端折ったり、短い言葉に変わっていることを。

関わり方に変化が出てきていますね。   

より早く、より便利に、より快適にを求めて・・。

 

便利になったけど、より忙しくなったような・・

反比例して、疲れ、無感動、意欲や情熱の希薄さ、無意味さ、疎外感・・・
あげれば次々と現代病の一つである鬱や引きこもりや、暴食、認知症・・・

時間どろぼうという言葉で、このお話は綴られています。
現代に生きる私たちに、なんらかの気づきを与えてくれますね。

ドイツの児童文学作家・ミヒャエル・エンデ(Michael Andreas Helmuth Ende)が
書いた『モモ』
時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた
女の子のふしぎな物語です。

   エンデ
  モモ

心の休息、休む、のんびり、ゆったり、
そんなひとときを大事にしていますか?

2. 感情の表現と共感

絵本は感情のスペクトルを広げ、読者に自己表現の場を提供します。

物語やキャラクターに共感することで、
読者は自分自身の感情をより深く理解し、
表現する
ことができるようになります。

これは、孤独感を軽減し、心の疲れを癒やす重要なステップです。

共存、共感が、求められる時代。

共存は、ゆったりとゆっくりと暮らしていた時代は、
当たり前で自然だったのでしょう。
現代ほど、意識されないことだと思います。
自然な生き方、暮らし方が今は、とても求められていますね。

あ、うんの呼吸。

この言葉も、今は、
死語になりつつある現代社会かもしれません

3. 創造力と想像力の刺激

絵本から得られる刺激は、読者の心を活性化させます。
                             

絵本を読むとなぜか心が、ほっこり

物語を通じて新しいアイデアや視点に触れることで、
実は、創造力が刺激され、想像力が豊かになります。不思議とです。
絵本という小さな本が持つ絵と言葉の世界観。

これが、アート的な、文学的な、哲学的な要素ありなのです。

試しに、大人になって、もう一度読んでみませんか?
かつて子どもだった未知の世界に
ワクワクした頃を思い出してみてください。

子どもの心にかえる

ときに、この感覚は大事だと思います。

ピカソも80代になって、やっと子どものような線が描けたと言っています。
良寛様も、子どもの心になることを良しとしていました。

創造力や、想像力は、遊びがないと生まれません。
忙しい時は、心は遊んでいる状態ではないですね。

心が大空のように、広く高くないと、この二つの「そうぞう」は
生まれてこないからです。

このプロセスは、日常の悩みを忘れさせ、
よりポジティブな精神状態へと導きます。

4. リラックスとストレス軽減

美しいイラストと心温まる物語は、読者に深いリラクゼーションをもたらします。

絵本を開くことは、心を穏やかな状態へと導く瞑想のようなものです。

この穏やかさは、ストレスを軽減し、心の疲れを和らげるのに役立ちます。

穏やかさ

穏やかな心に、疲れはありません。

疲れている時は、この穏やかさも、優しさも、柔らかさも、安心も
どこかにいっている時でしょう。

穏やかさは、疲れた心身には宿りません。

りらっくすして
ストレスを取り除く。

絵本が、硬直した心を柔らかくほぐしてくれることですしょう。


昔話や絵本は夜寝る前のひとときに。

子どもたちは、満足して、安心して眠ることができたのは
夜、ゆっくりとお話の世界にはいって、
楽しさに満たされて心が平穏になった妙薬が
昔話やお話の不思議な力。

明日を生きる命へのメッセージとなっていたのでしょう。

子どもの元気なエネルギーは、安心して眠ることから育まれていきます。

寝る子は育つ。

思いっきり遊んで、何かに夢中になって、楽しく過ごした疲れは、
安眠をもたらし、明日へのエネルギーを作ります。

安心がもたらす穏やかな寝顔。

さあ、疲れをとり
子どものようにすやすやと眠り、爽やかな朝を迎える。
こんなシンプルな清しさ。

疲れた時は、絵本をゆっくりと開いてみてください。

5. 教訓とポジティブなメッセージ

絵本には、人生の教訓やポジティブなメッセージがしばしば含まれています。

これらのメッセージは、読者に新たな希望を与え、
困難な時期を乗り越えるための新たな視点を提供します。

心が疲れた時には、このようなメッセージが特に力強く響きます。

6. 全年齢向け

絵本は、子供だけでなく大人にも魅力的です。
その普遍的な魅力は、家族や友人との絆を深める機会を提供し、
共有する喜びを通じて社会的サポートを感じることを可能にします。

絵本は、年齢に関係なく、すべての人に開かれた癒しの源です。

絵本がもたらすこれらの恵みは、心が疲れている時に特に貴重です。

読書を通じて心の疲れを和らげ、
日々の生活に新たな光をもたらすことができるでしょう。

心が重たく感じた時は、手近な絵本を開いてみてください。
小さい本の中には、
あなたの心を癒やし、元気づける大きな力が隠されています。

また、人々が互いに支え合い、理解し合うことで、
社会全体がより健康で幸福な場所になることを願っています。

心の癒しを大切に思う人がいること自体が、
多くの人にとっての支えとなっていることでしょう。
お互いに関わりの中で、子どもの心に、

帰ってみるきっかけに、絵本を手にしてみてください。

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