はじめに
私がまだ学生だった頃、ある教授が石井桃子氏の『子どもの図書館』を読むことを勧めてくれたのがきっかけで、絵本と児童文学の世界に魅了されました。
1965年5月20日 第1刷発行 ¥150
いやはや、時代が経ったのだなあと、定価を見て改めて感慨深いです。
その一冊を手に取った瞬間から、私の世界は色鮮やかで無限の想像力に満ちたものに変わりました。今回は、そのきっかけとなった石井桃子氏と、彼女が児童文学に与えた影響についてお話ししたいと思います。
今は、新編 子どもの図書館〈石井桃子コレクションIII〉(岩波現代文庫)より発刊してます。↑
石井桃子とは
石井桃子(1907年3月10日 – 2008年4月2日)は、日本の児童文学作家および翻訳家であり、従四位の位階および日本芸術院会員の称号を持っています。
彼女は、特に「くまのプーさん」や「ピーターラビットのおはなし」といった欧米の児童文学を日本語に翻訳することで知られていますね。
お読みになった方も多いとおもいます。
ミルンの語るプーさんと仲間たちの楽しい会話は、大人になって他者との関係に、忘れてしまたったユーモアと優しさが蘇ります。
ピーターラビットもイラストレーションに惹かれて、イギリスの物語の風景を見に世界中から訪れる人もたくさんいると聞いています。イギリスの田園風景を背景にネズミやウサギが登場するお話は、今で、子供達だけでなくかつて子どもだった大人の人たちも魅了され続けています。
これらの作品の翻訳を通じて、石井は日本の子どもたちに西洋の文化と文学を紹介し、日本の児童文学の発展に大きく貢献しました。
石井桃子の貢献
石井桃子の仕事は、翻訳作業にとどまらず、自らも絵本や児童文学作品の創作活動を行っていました。
彼女の作品は、多くの人々に愛され、日本の児童文学の普及に役立っています。
その長いキャリアを通じて、石井は児童文学の世界に多大な影響を与え、特に文学作品の翻訳という形で日本の児童文学に新たな息吹を吹き込みました。
影響と遺産
石井桃子の業績は、児童文学の分野だけでなく、文学翻訳の分野においても非常に重要です。
彼女の翻訳は、原作の魅力を損なうことなく日本語に落とし込むことに成功しており、それにより日本の読者が世界の文学に触れる機会を広げました。
”プー横丁”
原文とは違う翻訳ですが、こんな生き生きとした日本語訳が随所にあるのです。プー横丁は、日本の路地裏の横丁など、いろいろな場面が生き生きと想像されて馴染みがいっそうになりますね。
石井桃子さんの翻訳の妙は随所にあり、原文と一緒に読むと翻訳者の力量により、さらに情感が深まります。
石井桃子は、児童文学の発展に大きく貢献した人物として、今も多くの人々に記憶され、尊敬されています。
結論
私が『子どもの図書館』を手にしたあの日から、絵本と児童文学の魅力的な世界に心を奪われました。
石井桃子さんが、亡くなられたというニュースが新聞に掲載。
(2008年4月2日、101歳)
『ノンちゃん、雲に乗る』この児童書の映画化もありました。懐かしい子ども時代に見ました。大人になって、その原作を読んで石井桃子著だと知りました。
石井桃子氏の生涯と彼女の作品は、私たちにとって貴重な宝物です。
尾崎真理子著の石井桃子の評伝です。
石井桃子さんの生涯について、丁寧に掘り下げてある一冊で、愛読のひとりです。
彼女のような作家がいたからこそ、今日の児童文学があります。石井桃子氏に感謝しつつ、これからも彼女が築き上げた素晴らしい世界を、次世代に伝えていくことが、かつて子供だった大人の私たちの役割だと思います。
絵本と児童文学は、子どもたちだけでなく、大人にとっても想像力を刺激し、新しい視点を提供してくれます。
世界中の絵本や言葉を通じて、さまざまな文化や価値観を知ることができるのは、とても魅力的です。
そのような芸術性と多様性に富んだ世界を広めていく活動は、多くの人々にとって貴重な学びの機会になるかとおもいます。そんな活動を一緒にしていく仲間との語らいはとても楽しいです。ご一緒に、絵本と言葉の世界の旅をしていきましょう。
それから、どのような作家に出会い、どんな絵本に出会っていったかも、このブロブで伝えていきたいとおもいます。
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