絵本は現代美術の真っただ中!児童文学の垣根を超えて見えてくるアート世界(その2)

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下記テーマ(その1)の続きです。
絵本は現代美術の真っただ中!児童文学の垣根を超えて見えてくるアート世界(その2)

前回の(その1)に続きです・・・

中川素子さんの『絵本はアート』〜開かれた絵本論をめざして〜 上記の本や『絵本は小さな美術館』の著者である 中川氏は、絵本はアートであり、小さな美術館であるといっています。


絵本に関わってその大切さを伝えてきた私にとって共感する考え方なのです。
絵本は、小さな本の世界で、世界を丸ごと表現できる世界。
魅力的なとても興味を引く世界です。

例えば、『星の王子さま』や『モモ』のような作品は、年齢を問わず多くの人々に愛され続けています。
これらの物語は、単純ながらも深い真理を伝え、読者に内省と想像力を促します。
大人になると、日常の忙しさや社会の要求に追われ、純粋な好奇心や驚きを感じる機会が減ってしまいがちです。
しかし、絵本やこれらの名作を通じて、私たちは再び子どもの心に戻ることができます。
このように、絵本という世界は決して子供のためのものと限定してしまうものではない深さがあります。
大人になると、忘れてしまうことに気がつく時、子どもの心に帰るようにと促す言葉に出逢います。
子どもたちは、知識や経験や体験が乏しいからこそ、見えるものが純粋なのかもしれません。
大人は、自分の積み重ねてきたものから判断をしていくようになりがちです。
それはそれで大事なことですが、一方で、まっさらな心で物事を見つめることも大事です。
それが、『星の王子さま』や『モモ』などの名作から、感じることがあります。

 
ミヒャエル・エンデ 、 大島 かおり(訳)
サン=テグジュペリ (著), 内藤 濯 (著)  

まさに『絵本はアート』という視点は、現代社会におけるいろいろな課題を、シンプルに広く深く掘り下げて考えるきっかけを作ってくれるかとおもいます。
ささやかな日常には、無限の未知なる広がりがあり、未知なるものとの遭遇が、ささやかな日常をより創造的なものにしてくれることでしょう。

『絵本はアート』という視点から見ると、絵本は単に物語を伝える手段以上のものになります。
それは、日常生活の中で見過ごされがちな細部に光を当て、私たちの認識や感受性を豊かにし、新たな視野を開く力を持っています。
絵本に描かれるシンプルで力強いメッセージやイメージは、大人になっても私たちの心に響き、思考や感情に深く影響を与えることができます。
その辺からの考察をしてみたいとおもいます。

日常に潜む未知の発見

絵本が提示する世界は、しばしば日常の中に潜む未知と魔法を浮かび上がらせます。
このような作品を通じて、私たちは日々の生活の中で見落としている美しさや驚きを再発見することができます。
絵本は、私たちが忘れがちな、世界の不思議や新鮮な視点を思い出させてくれるのです。

創造性と感受性の育成

絵本を読むことは、創造性と感受性を育む行為です。
物語やイラストから受けるインスピレーションは、私たちをより創造的な思考へと導きます。
絵本の中の世界に没入することで、私たちは自らの想像力を拡張し、日常生活においても新たな可能性を見出すことができるようになります。

社会的課題への洞察

絵本はまた、社会的な課題について考える機会も提供してくれます。
シンプルながらも深い物語は、複雑な社会問題を理解するための入口となり得ます。
絵本を通じて提示される異なる視点や状況は、私たちに共感や理解、そして問題解決に向けた思考のきっかけを与えることがあります。

結論

絵本が持つアートとしての価値は、私たちの日常生活や社会全体に対する認識を豊かにし、拡張する力を持っています。
絵本から得られる洞察やインスピレーションは、ささやかながらも重要な変化をもたらし得るのです。
絵本は、すべての年齢の人々にとって、創造性、感受性、そして未知への好奇心を育む貴重な資源です。

なんだかワクワク!

2回にわたって、絵本はアートという視点を、記してみました。

絵本は、年齢に関わらず、人々の心にワクワクとした感動を伝えてくれることを考えると、全てのアート表現に通じるものがあるようにおもいます。
色彩豊かなイラストレーション、心に残る物語、そしてページをめくるたびに広がる想像の世界を通じて、私たちの内面に深く響きわたります。
アートに触れて感動するときと同様に、です。

絵本の魅力は、とにかくシンプルです。
が、シンプルながらも深いメッセージや、人生の大切な教訓を、アクセスしやすく、かつ楽しい方法で伝える力は大きいですね。
絵と言葉の力と本という形で、物語の舞台が立体的に見えてくる世界です。

これらの物語が提供する体験は、読者に新しい視点を提供し、日常生活における創造性や感受性を刺激します。

絵本の世界への旅は、子供たちにとってだけでなく、大人にとっても、新たな発見や驚き、そして喜びに満ちた冒険ですね。

絵本から学ぶことは無限大であり、その魅力を共有することは、世代を超えた絆を深め、豊かな感性を育む素晴らしい機会となることが理解できるかとおもいます。
小さな本に託された大きな芸術性を感じ取れる絵本が、世界にはたくさんあります。

絵本は、ワクワクするような発見とインスピレーションを提供し続ける、魔法のような存在です。
不思議なほど、目に見えない世界を思いっきり触れることができる広い意味の遊びのような世界。
遊びを夢中で楽しむことができた子ども時代に、きっと帰ることができるかもしれません。

子どもの心に還る

そして、
絵本はアート。
絵本は小さな美術館。

そんな視点で絵本に接してみると、思わぬ発見があるでしょう。
絵本はまた、小さな哲学書のようです。
それらの不思議な力を内包しているのが、絵本の世界。

そんな気持ちを、しっかりと分析して具体的に多数の絵本が持つ力を、中川素子氏が
『絵本はアート』『絵本は小さな美術館』に記しています。

とても共感と新しい捉え方に惹きつけられます。

絵本はアート
絵本は小さな美術館
楽しさが広がります

絵本という絵と言葉でつくられた小さな本の深い芸術性にぜひ触れてみてください。
多くの絵描き、イラストレイターと詩人、作家による大きな深い芸術を、楽しんでみてください。忘れていたり置いてきた新鮮な懐かしい世界に出会うかもしれません。

 

子どもだけでなく大人にも、全ての人に届く芸術的役割があるということですね。絵本の世界について語り合うことは奥深い楽しさがいっぱい。

この記事は作業効率化の助けになるきりんツールのAIによる自動生成機能を利用しています

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